長きにわたる戦いも、いよいよ決戦の時を迎えた。対戦相手の北朝鮮には、今年の公式戦で2敗を喫している。日本が目指すのは、「三度目の正直」で奪い取る頂点だ。 「ヤングなでしこ」はここにきてまだ連係の向上を見せており、崩しのアイデアも豊富だ。また、試合中の声もよく出ていてチーム内の雰囲気の良さも伺え、ワンサイドゲームで快勝となった準決勝でも生き生きとしたプレーを披露。中2日のハードな日程にも関わらず、運動量で相手を上回って終始押し気味で試合を進めた。だが、「シュートに至るまで」は完璧でも、フィニッシュの精度には疑問符が付く。短い準備の時間で、どれだけの調整が施されるか注目したい。 3月に行われたアジアでの戦いでは土を付けられ、そこでの決勝戦に続いて再びファイナルの舞台で相まみえる北朝鮮。球際の強さは警戒すべき点ではあるが、何よりも脅威なのはハードワーク。スタミナは無尽蔵で、高地での連戦にも関わらず試合終了まで足が止まらない。これが速攻の場面で迫力を生み出している。 実力は承知の上で挑む最後の関門。走り負けず、仲間を信じ、強い気持ちとチームが持つ明るさを前面に押し出して戦い、勝利の女神を振り向かせよう。
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U-20女子W杯 決勝
9/23（月）6:00
エスタディオ・ネメシオ・カマーチョ・エル・カンピン