崖っぷちの状況から勝利をもぎ取り、ノックアウトステージ進出の可能性はおろか、首位通過の望みさえも残して最終節を迎える「なでしこジャパン」。 そのブラジル戦で逆転劇の立役者となった谷川萌々子は、間違いなく今後のキーマンとなり得る選手だ。19歳とは思えない冷静さで試合を読み、高い水準の技術とパワーを駆使して躍動する姿に大きな希望を抱かずにはいられない。しかしながら、誰もが疑う余地のない才能を持ちながらも、ここまで「なでしこ戦士」としての出番はそう多くはなかった。池田太監督に起用をためらわせる「何か」があったのであれば、それを払拭して余りある活躍を前節に見せたはず。短期間で正念場が続くだけに、今節ではより長いプレー時間が与えられるだろう。 対戦相手のナイジェリアは2連敗しているものの、ブラジルとスペインを相手にどちらも1点差の好ゲームを演じている。特に、日本が内容面で圧倒されたスペインとの一戦では果敢に攻め込む場面を幾度も作っており、直線的にゴールへ向かってくるサッカーには最大限の警戒が必要だ。ここまでの2試合では消極的に映る部分もある日本の戦いぶりだが、メダル獲得の希望を持つためにも、変化が見られる一戦となることを期待したい。
ご利用のブラウザ(Internet Explorer)は、2022年6月にユーザーサポートを終了いたします。 終了後、スポーツナビの一部のページは、Internet ExplorerからMicrosoft Edgeにリダイレクトされます。
Microsoft Edgeや別のブラウザをご利用いただきますようお願いいたします。
女子五輪 グループC 第3節
7/31(水)24:00
スタッド ド ラ ボージョワール ルイ フォントノー
見どころ
7月31日(水)の速報・結果
五輪
-
ブラジル
0 - 2
試合終了スペイン
-
日本
3 - 1
試合終了ナイジェリア
-
オーストラリア
1 - 2
試合終了アメリカ
-
ザンビア
1 - 4
試合終了ドイツ
-
ニュージーランド
1 - 2
試合終了フランス
-
コロンビア
0 - 1
試合終了カナダ