前の試合からメンバーを大幅に入れ替え、フォーメーションも変更して臨むU-23日本。序盤から相手のプレッシャーが弱いとみると、広大なスペースを生かしたパス回しで、U-23サウジアラビアのゴールに迫っていく。幾度となくチャンスを迎えるも、GKの好セーブに遭い、ネットを揺らすことができない。逆に、不安定なディフェンスラインの隙を狙うロングボールを多用され、ピンチに陥る苦しい時間が続く。しかし、前半32分に大島が強烈なミドルシュートを突き刺し、待望の先制点を奪取。リードして迎えた後半も、攻撃の良いリズムを継続し、後半8分には今大会初出場の井手口が追加点を決める。同12分にPKを決められて詰め寄られるも、浅野を投入して布陣を変更。運動量の落ちた相手に対してスピードに対抗策を見いだし、好機を作り出していく。3点目こそ奪えなかったが、万全の試合運びでノックアウトステージへ弾みをつける勝利を飾った。