AFC U-23選手権 グループステージ
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- キックオフ:
- 2018/1/13(土) 20:30
- 試合会場:
- 江陰体育中心

0 | 0 | 前半 | 0 | 1 |
0 | 後半 | 1 |

戦評
「攻め込む日本と守るタイ」という構図で進んだ一戦となったが、決してそれは日本が優位だということを示してはいない。自陣に人数を割くタイは、連動性の欠ける日本の攻撃を防いでカウンターという明確な意図を持って戦っており、どちらに勝利の女神がほほ笑んでもおかしくない展開となった。
試合中に幾度か訪れた好機を決め切れない日本。不用意なボールロストなどから与えたピンチは守備陣が的確な対応を見せてシュートまで持ち込ませず、スコアレスのまま終了の笛が迫った。そんな中、決着をつけたのは板倉滉の右足だ。セットプレーの流れでゴール前に残っていた板倉が、田川亨介の頭で優しく落としたボールを押し込んで決勝点を決めた。
徹底して裏を取られないように守ったタイを攻めあぐねた事実は変わらず、個々のスキル頼みで、連係面では課題が山積の日本。それでも、昨年の12月に「森保ジャパン」の初陣で黒星を喫した相手にリベンジを果たし、今後のさらなる成長に期待が高まる白星となった。
見どころ
「東京オリンピック世代」の初の公式戦は、1-0での勝利。内容としては課題と不安が残るものであったが、森保一監督は「大会を通じて全6試合戦うこと」を1つの目標と定めており、グループステージ突破に向けて最も大事となる初戦を制したことは大きい。対戦国は2歳年上の世代に当たるだけに、劣勢を強いられる場面は今大会を通じて今後も見られるだろう。それでも、若さにあふれる日本の選手たちは成長途上であり、チームとして多分な上積みの余地を残している。パレスチナ戦では相手がマンツーマン気味のディフェンスでくると見るや、板倉滉が機転を利かせて最終ラインから攻め上がり、先制点を奪取。システムや戦術といった型にとらわれるのではなく、指揮官が求める柔軟性と対応力を実践してみせた。
中2日で迎える2戦目のタイとは、先月に行われたM-150カップで対戦しており、1-2で敗北を喫している。その時に日本から得点を挙げたサリンカン・プロンスパとチャイヤワット・ブーランもメンバーに名を連ねており、警戒が必要だ。一瞬の隙を突いてくる相手に対し、同じてつを踏まぬように戦えるか。「リベンジ」を果たし、成長した姿を結果で示したい。
観客数 | 1080人 | 気温 | 2.0℃ | 主審 | リュウ クオックマン |
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芝状況 | 良芝乾燥 | 湿度 | 23% | 副審 | タレブ サレム アルマーリ |
天候 | 晴れ時々曇り | 風 | 弱風 | 副審 | サウード アハメド アルマカラー |
大会情報
日程 | 区分 | 大会名 |
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2018/1/9(火)〜2018/1/17(水) | 五輪世代 | AFC U-23選手権 グループステージ |