FIFAワールドカップ グループステージ
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- キックオフ:
- 2018/6/28(木) 23:00
- 試合会場:
- ヴォルゴグラードアリーナ

0 | 0 | 前半 | 0 | 1 |
0 | 後半 | 1 |

戦評
開始直後から守備ラインを低くして意図的にボールを持たせてくるポーランドに対し、日本は両サイドを広く使って好機を創出する。今大会初先発を果たした武藤嘉紀を筆頭に人数を掛けてゴールへ迫るが、決め切れない場面が続く。すると、逆に中盤で小さなミスが散発し、ロベルト・レバンドフスキを中心とした高速カウンターを何度も受ける展開に。ゲームキャプテンを務めた川島永嗣がスーパーセーブを連発して前半こそ無失点で切り抜けるも、後半14分に警戒していたセットプレーから痛恨の失点。リードを奪われた後もテンポの遅いパス回しに改善の兆しはなく、これまでの2戦のようなチャンスらしいチャンスはほとんど作れなかった。
最後は他会場の試合経過を踏まえ、リスクを冒さずに最終ラインでボールを回して終了の笛を待った日本。結果として試合には敗れてしまったものの、大胆なスタメン変更、終盤のゲーム運びなど、最後の最後までノックアウトステージを見据えたリアリスティックな采配が際立った一戦といえるだろう。イエローカード2枚というわずかな差で手にした切符を無駄にしないためにも、次戦からの一発勝負は決死の覚悟で勝利のみを目指して戦いたい。
見どころ
日本は2試合を終えて勝点4を獲得し、引き分け以上で自力でのベスト16入りを決められる有利な立場で運命の3戦目を迎える。ここまでは下馬評を覆してサプライズを与えているものの、ポーランド戦で勝点を奪えずに終われば一気に敗退へと追いやられる可能性を残す。「良いチーム」という評価で終わってしまわないためにも、必勝の構えで首位でのグループステージ突破を決めたい。
対するポーランドは2連敗で早々に敗退が決定。守備の安定を図って採用した3バックのシステムが単調なビルドアップ、前線の孤立など攻撃の迫力不足を生み出してしまい、適切なバランスを見失ってしまった印象だ。採用するシステムを含めてアダム・ナバウカ監督には立て直しが求められる。徹底的なマークに遭い、良さを発揮できていないロベルト・レバンドフスキだが、どんな状況であっても一振りでゴールを奪える世界でも数少ないストライカーの1人。吉田麻也と昌子源は一瞬たりとも気を抜けない90分になるはずだ。
日本にとって、2戦目にコロンビアが披露した「ポーランド崩し」は良いお手本となっただろう。スピード対応に難があるポーランド守備陣の弱点を突き続ける展開に期待したい。
観客数 | 42189人 | 気温 | 36.0℃ | 主審 | ジャニー シカズウェ |
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芝状況 | 全面良芝乾燥 | 湿度 | 24% | 副審 | ジェルソン ドスサントス |
天候 | 晴れ | 風 | 弱風 | 副審 | ザケレ シウェラ |
大会情報
日程 | 区分 | 大会名 |
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2018/6/14(木)〜2018/6/28(木) | A代表 | FIFAワールドカップ グループステージ |