アウェイ2連戦の2戦目となった8節の山形戦はスコアレスドロー。3戦勝利から遠ざかっているが、連敗ストップと3試合ぶりのクリーンシート達成をポジティブにとらえ、前を向いて9節の群馬戦に臨みたい。再開後のホーム初白星を挙げ、浮上のきっかけを作れるか。前節、FWの軸であるクレーベが負傷によって交代したが、その穴埋めに名乗りを上げているのが櫻川だ。限られた出場時間ながら、直近4試合で2得点を記録。間もなく19歳になるアタッカーが、チームの停滞感を打破する。

ホームに栃木を迎えた8節の「北関東ダービー」は先に1点を失うと、以降はスコアを動かせずに敗戦。すでに黒星の数は7を数え、順位表の一番下が定位置になりつつある。これまでと同じように戦っていてはこの苦境を抜け出すのは難しいため、奥野監督は9節の千葉戦で打開策を見つけ出したい。連敗を止めるべく、林と大前には大きな期待がかかる。ここ3試合はチームとしての得点がゼロ。経験豊富な熟練アタッカーの2人が結果を残せば、必然的にチームの調子も上向いていくはずだ。