28節の仙台戦は、アタッカー陣がゴールを重ね、3-1で勝利。新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出た影響により、起用できない選手がいる中でも着実にポイントを積めていることは非常にポジティブな状況だ。ホーム4連戦の初戦となる29節は柏とぶつかる。久々の出場となった27節から2戦続けて先発で起用されている奈良には注目したい。オルンガや江坂といったリーグ屈指のアタッカーを抑え、一気に序列を覆せるか。出場停止から復帰する三竿がうまくサポートに入れれば、ディフェンスはより安定するはずだ。

3週間ぶりの実戦となった28節の鳥栖戦は、1-2で敗戦。終盤にオルンガのゴールで一矢報いたものの、試合勘の差は拭えなかった。29節は4位につける鹿島との対戦。ACL出場権獲得を狙える4位以内へ浮上する可能性をつなぎとめるためには絶対に落とせない一戦だ。注目選手は、山下と大南のセンターバックコンビ。圧倒的な空中戦の強さを誇るエヴェラウドを止められれば勝機を見いだすことができる。チームとして、広瀬やファンアラーノらにクロスを上げさせないアプローチも欠かさず行いたい。