体格に恵まれているわけではないものの、「ダイナモ」と称される豊富な運動量と当たりの強さ、鋭い洞察力を活かしボール奪取能力が高い。キックの精度が高く、アンカーの位置でもインサイドハーフのポジションでもプレーできる。積極的なディフェンスからのボール奪取が最大の武器で、奪取後はすかさずドリブル、もしくはサイドにいる味方へパスを供給。速い展開でのゲームに適した選手だ。相手陣内のペナルティーエリア内へ果敢に飛び込み、自ら得点機を作る場面もある。

　ガンバ大阪ジュニアユース時代から飛びぬけた実力で頭角を現し、順調にトップチームへの階段を駆け上がっていった。2014年にはユースチーム在籍のままトップチームデビューを果たした。18年からはスペイン2部やドイツ2部などヨーロッパのチームへ移籍。定位置確保はできず2019年にガンバへ復帰したが、21年12月31日、セルティックへの完全移籍が決まり、海外再挑戦となった。日本代表歴はアンダー世代での経験が多く16年リオ五輪にも出場。A代表は森保一監督となってからは選出が減っている。