世界有数の精度を誇る右足のキックを武器に、ビルドアップからゲームメイク、アシスト、フィニッシュまで攻撃のあらゆる局面で存在感を放つ当代屈指のMF。

　2017-18シーズンは、勝ち点「100」到達、総得点「106」など多くのリーグ新記録を打ち立ててプレミアリーグを制したマンチェスター･シティの絶対的中心選手として中盤に君臨。8ゴール16アシストをマークして、2年連続のアシスト王と、自身初のリーグ年間ベストイレブンに輝いた。

　勢いそのままに臨んだワールドカップ・ロシア大会でも、時にはボランチ、時には2列目の位置でプレーし、「黄金世代」と呼ばれたベルギー代表の豪華絢爛（けんらん）な攻撃陣を操った。2点ビハインドから大逆転勝利を収めたラウンド16の日本戦では試合終了間際にカウンターの起点となって決勝ゴールをお膳立てし、準々決勝ブラジル戦では自ら華麗なミドルシュートを決めてみせるなど、チームの3位入賞に大きく貢献する鮮烈な活躍を披露して、その評価をさらに高めている。