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スペイン

予想フォーメーションは4-1-2-3。昨年ベスト4に輝いた欧州選手権の中心選手が順当にスタメンに名を連ねた。注目の選手はブスケツ、ペドリ、ガビの3選手。中盤でトライアングルを組むことが予想される3人は普段から同じクラブでプレーしており、あうんの呼吸でのコンビネーションが期待される

スペイン

10年の南アフリカ大会の優勝を経験したブスケツが、進境著しい10代のペドリ、ガビに経験を伝承することによって、「無敵艦隊」の新たな歴史を紡いで行けるか

コスタリカ

予想フォーメーションは4-4-2。大陸間プレーオフを勝ち抜いて本大会出場最後の1枠を勝ち取った。14年のブラジル大会ではイタリア、イングランドと同居する厳しいグループながら、下馬評を覆してノックアウトステージ進出を果たしており、今大会も強豪相手に一歩も引かない戦いが予想される

コスタリカ

ヨーロッパ屈指のGKであるナバスを中心とした堅守で、「ジャイアントキリング」を目指す

スペイン

最終ラインでゆったりとボールを回し、落ち着いて試合に入る

スペイン

右サイドの敵陣深くからFトーレスがドリブルを仕掛ける。ペナルティエリア右へ進入するが、オビエドに止められてしまう

スペイン

右CKを獲得。キッカーはオルモ。右足でペナルティエリア中央にクロスを供給するが、DFに頭でクリアされてしまう

スペイン

相手のクリアボールを拾い、再びポゼッションを主体に攻撃を組み立てていく

コスタリカ

ディフェンスラインの裏へロングボールを供給する。フレールが走り込むが、長くなってしまい、シモンにキャッチされてしまう

スペイン

ペナルティエリア手前の右でペドリがボールを持つ。ディフェンスラインの一瞬の隙を突いてペナルティエリア右に浮き球のパスを供給すると、オルモが走り込む。右足でボレーシュートを放つが、ボールは枠の左に外れてしまう

スペイン

ペドリが相手のライン間でボールを受け、生き生きとプレーしている。創造性に富んだパスやドリブルで、攻撃のリズムを作っている

スペイン

ペドリがピッチの中央をドリブルで持ち上がると、ペナルティエリア手前の中央から左足でペナルティエリア中央へパスを送る。アセンシオが左足でダイレクトシュートを放つも、ボールは枠のわずかに左へ外れてしまう

スペイン

GOOOOOAL!! オルモがガビとのコンビネーションでペナルティエリア中央へ進入すると、ゴールに背を向けた状態でのトラップから反転する。最後は前に出たGKを見ながら落ち着いて浮かせたシュートを放ち、先制に成功する

コスタリカ

ここまで一方的なボール保持を許しており、攻撃の形をほとんど作れていない

スペイン

ブスケツが中盤の底で長短のパスを交えてゲームを作っている。キープ力も高く、試合をコントロールしている

コスタリカ

相手のセットプレーの流れからロングカウンターを発動する。ベネットが左サイドをドリブルで駆け上がるが、アセンシオにファウルで止められてしまい、チャンスにつなげられない

スペイン

左サイドをアルバとオルモのコンビネーションで攻略していく。アルバがオーバーラップした際にはオルモがハーフスペースに走り込み、相手を幻惑している

スペイン

ビルドアップ時にはペドリが低い位置を取ってボール回しに参加している

スペイン

GOOOOOAL!! 左サイドの敵陣深くでアルバがフリーでボールを受け、低い弾道のクロスをペナルティエリア中央へ供給する。フリーとなっていたアセンシオが左足でダイレクトボレーシュートを放つと、ボールはナバスの手をかすめて右のサイドネットに突き刺さる

スペイン

ガビがピッチ中央をドリブルで持ち上がると、右を走るFトーレスにスルーパスを送る。Fトーレスは右サイドの敵陣深くから右足でクロスを供給する。しかし、ボールはDFのブロックに遭う

スペイン

右CKを獲得。キッカーはオルモ。右足でニアサイドへクロスを上げるが、走り込んだロドリは合わせられない

スペイン

敵陣内でボールを失った際には、ブスケツが高い位置まで出てプレスに参加し、相手のプレーの選択肢を制限している

コスタリカ

ここまでボールを保持される状態が続いており、一方的に試合を支配されてしまっている

スペイン

ガビが中央でドリブルによって局面を打開する。自身より大柄な相手を2人、3人とほんろうしていく

スペイン

アルバがペナルティエリア左でドゥアルテに後ろから倒され、PKを獲得する

スペイン

GOOOOOAL!! キッカーはFトーレス。長い助走から、GKを見ながらゴール左にシュートを放ってネットを揺らす

コスタリカ

試合開始直後の4-4-2、その後の5-4-1と、フォーメーションの変更によって戦況を変えようと試みている。だが、スペイン優位の状況は動かせていない

コスタリカ

右サイドの敵陣深くでFKを獲得。キッカーはボルヘス。右足でニアサイドへクロスを送る。しかし、味方のポジションがオフサイドと判定されてしまう

スペイン

アルバが左サイドのディフェンスラインの裏へロングボールを供給する。オルモが抜け出してペナルティエリア左へ進入するが、オフサイドの判定を受ける

スペイン

最終ラインからブスケツへのパスがことごとく通っている。ビルドアップに苦労していないため、何度も前線までボールを運べている

コスタリカ

ボール非保持時の最終ラインの高さを上げ、スペースを消すように変更している

コスタリカ

ベネットが左サイドの敵陣深くから左足でクロスを上げる。ニアサイドでコントレラスがボールを収めるが、シュートには持ち込めない

スペイン

ビルドアップの途中でのロドリからブスケツ、そしてペドリへというボール回しが幾度となく見られる。魔法のような華麗さでボールを前進させている

スペイン

攻撃時にはアスピリクエタ、ロドリ、ラポルトの3バックでカウンターに備えている

スペイン

ガビ、ペドリが豊富な運動量で中盤の広範囲をカバーしており、攻守に躍動している

コスタリカ

前線からのプレスも、1トップのため後続が来ない。相手のボール保持に耐える時間が続いている

アディショナルタイムは5分の表示

スペイン

落ち着いたボール保持を見せている。攻撃の意思以上に、相手にボールを持たせないことによる守備の側面も大きそうに見える

スペイン

最終ラインのロドリがガビに鋭い縦パスを送る。最終ラインの司令塔として、存在感を発揮している

スペイン

ブスケツがヒールパスで相手を1枚剥がすと、ペドリがボールを持ち上がる。ペドリはペナルティエリア手前の中央からスルーパスを送り、アセンシオが左足でシュートを放つ。しかし、ボールは枠の左に外れてしまう

前半総括 若手とベテランが融合した「ラ・ロハ」の強さが際立つ前半だった。スペインは45分間、圧倒的にボールを保持。ペドリ、ガビを中心に中央でパスをつないできたかと思えば、両サイドバックが駆け上がってシンプルなクロス攻撃から決定機を創出する。ボールを奪われても素早いネガティブトランジションを見せ、敵陣でボールを回収。圧倒的優位を得て試合を折り返した。一方のコスタリカはシステムを変更しつつ打開策を試みるが、シュートシーンすら作れないまま終了。ルイスフェルナンド・スアレス監督に一矢報いる策はあるか。

コスタリカ

16マルティネスOUT→19ワストンIN

スペイン

ハーフタイムでの選手交代を行っていない

スペイン

アスピリクエタがドリブルでボールを持ち上がり、ペナルティエリア手前の右から左へ横パスを送る。アセンシオが受けると、左足でシュートを放つ。しかし、ボールは枠の上に外れてしまう

スペイン

アスピリクエタが今日初めて高い位置を取ったことで、相手は対応することができていない

コスタリカ

後半から中盤の3枚にマンマークをつける形を取る。後手に回る守備面で一矢を報いよう、という姿勢がうかがえる

コスタリカ

スペインが中盤で作るトライアングルに対し、マンマークに付けるようなフォーメーションになっている

スペイン

Fトーレスが右サイドの敵陣深くから右足でグラウンダーのクロスを供給する。ペナルティエリア中央にオルモが走り込むが、フレールにクリアされてしまう

スペイン

GOOOOOAL!! Fトーレスが右サイドの敵陣中央から縦にスルーパスを送ると、ガビが斜めに走ってダイレクトでマイナスのクロスを送る。走り込んだFトーレスが足下に収め、飛び出すナバスに背を向ける状態でキープし、反転して左足でシュートを放つ。グラウンダーのボールは見事にネットを揺らす

スペイン

11FトーレスOUT→7モラタIN

スペイン

26ペドリOUT→19ソレールIN

スペイン

代わったソレールはペドリと同じ左インサイドハーフのポジションに、モラタはセンターフォワードのポジションに入る

スペイン

センターフォワードの選手が、スタートポジションから離れてプレーする「偽9番」的に振舞っていたアセンシオからモラタに代わったことで、よりディフェンスラインの裏を狙うような動きが増えている

コスタリカ

7コントレラスOUT→26ザモラIN

コスタリカ

9ベネットOUT→10ルイスIN

スペイン

アスピリクエタが敵陣中央からペナルティエリア右へスルーパスを送る。DFとの駆け引きで抜け出したモラタが受け、右足でシュートを放つ。しかし、ボールは枠の右に外れてしまう

スペイン

18アルバOUT→14バルデIN

スペイン

5ブスケツOUT→8コケIN

スペイン

ベンチに下がる2選手には、サポーターから大きな拍手が送られる

スペイン

投入されたバルデが早速味方とのコンビネーションでペナルティエリア左へ進入し、クロスを上げる。しかし、味方からのパスがわずかに長く、ゴールキックの判定となってしまう

コスタリカ

カルボにイエローカード

コスタリカ

ソレールに対するスライディングタックルが、警告の対象となる

スペイン

10アセンシオOUT→12ウィリアムズIN

スペイン

アスピリクエタが敵陣中央の右から右足でペナルティエリア左へロングボールを供給する。オルモがゴール前のモラタに向けて頭で折り返すが、前に出たナバスにキャッチされてしまう

スペイン

左サイドバックが攻撃的なアルバから交代したことで、右サイドバックのアスピリクエタがやや高い位置を取っている

スペイン

半数のフィールドプレーヤーが交代しても、変わらず高いポゼッションを実現している

コスタリカ

5ボルヘスOUT→20アギレラIN

スペイン

GOOOOOAL!! バルデが長い距離ボールを持ち上がり、最終ラインの裏へスルーパスを送る。抜け出したモラタはペナルティエリア内からいったん左サイドへ逃れ、右足で中央へクロスを供給。走り込んだガビが右足のアウトサイドで華麗なノーバウンドボレーシュートを放つと、右のポストに当たってゴールに吸い込まれる

コスタリカ

終盤に差し掛かるが、まだチャンスすら作れていない。まずはシュートの形に持ち込みたい

スペイン

ウィリアムズが右サイドの敵陣深くから右足でグラウンダーのクロスを供給する。ファーサイドからモラタが走り込むが、ワストンのクリアに遭ってしまう

スペイン

コケが敵陣中央でボールを受けると、ディフェンスラインの裏へスルーパスを送る。モラタが抜け出して右足でシュートを放つが、モラタのポジションがオフサイドの判定を受ける

コスタリカ

8オビエドOUT→22マタリータIN

スペイン

ウィリアムズの圧倒的なスピードを生かすようなロングボールを、右サイドの裏へ供給する。この時間、この点差になってもまだ攻撃の手を緩めていない

スペイン

ガビが驚異的なスタミナを生かし、この時間になってもエネルギッシュなプレーを見せている

スペイン

オルモが中央寄りのポジションを取り、中盤でのボール回しに関与している。今日の試合ですでにゴールを決めているが、パスの供給源として躍動している

スペイン

GOOOOOAL!! 右サイドでボールを受けたウィリアムズが対面のDFをドリブルで翻弄し、右サイドの敵陣深くからグラウンダーのクロスを供給する。これはナバスに横っ跳びではじかれるが、セカンドボールに反応したソレールがいち早く詰めて冷静にネットを揺らし、6点目を挙げる

アディショナルタイムは8分の表示

スペイン

GOOOOOAL!! 右サイドの敵陣深くからガビがマイナスにパスを送り、ウィリアムズを経由してペナルティエリア手前の中央のモラタにボールが渡る。モラタはソレールとのワンツーで抜け出すと、ペナルティエリア中央から左足でシュートを放つ。ボールはネットを揺らし、7点目となる

スペイン

ロドリが最終ラインの真ん中で味方にまんべんなくボールを配給し、指揮者のようなプレーぶりを見せる

スペイン

ガビがドリブルでペナルティエリア中央へ持ち込むと、横パスを送る。フリーのソレールが左足でシュートを放つが、このシュートは枠の右に外れてしまう

コスタリカ

キャンベルにイエローカード

コスタリカ

バルデに対するタックルが遅れて入ったプレーが、警告の対象となる

試合総括 スペインは後半も攻撃の手を緩めず、ワンタッチプレーと展開の大きなパスを駆使してコスタリカの守備陣を翻弄する。中でもひときわ輝きを見せたのはガビ。5点目を挙げた芸術的なダイレクトボレーはもちろんのこと、守備面でもハードワークを惜しまずに中盤を駆け回り、ボールを回収していく。ルイス・エンリケ監督はセルヒオ・ブスケツら主力を休ませるなど、今後を見据えたマネジメントも欠かさない。途中投入された面々もクオリティーを落とすことなく攻め続け、圧巻の7得点で「無敵艦隊」が最高の船出を切った。