「後半の日本」。グループステージ3試合を象徴するこの言葉には、課題と強みが込められている。立ち上がりはラッシュを掛けてくる相手に押し込まれ、守備に忙殺。それでも、時間の経過とともに攻勢に転じて相手陣で前を向く機会を増やす。高温多湿の環境下でも最後まで足を止めず、根気勝負に持ち込めている証拠だろう。 躍進のキーマンの1人目は後藤亘。冷静さを持ち続け、的確な対応でゴールにカギをかける。幾度となく披露したビッグセーブの後には声を上げ、チームを鼓舞した。もう1人は全得点をマークしている高岡伶颯。前線からの守備を怠らず、ロングフィードを懸命に追い、ゴール前へ何度でも走り込む。この泥くさいプレーの数々は「気持ちには引力がある」という「森山イズム」を体現。攻撃陣のみならず、チーム全体に闘志をもたらしている。 相手のスペインは「お家芸」ともいえるボール保持で圧倒し、狭い局面でも隙を突いて裏を狙っているだろう。特に初戦のカナダ戦では一方的といえる展開に持ち込み、スコア以上の実力差を見せつけた。だが、粘り強さをよりどころにできるのが今の日本。先制点を許さず、訪れるであろう「日本の時間」で勝負を決めたい。
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U-17W杯 ラウンド16
11/20(月)21:00
マナハンスタジアム
見どころ
11月20日(月)の速報・結果
FIFA U17ワールドカップ
-
U-17エクアドル
1 - 3
試合終了U-17ブラジル
-
U-17スペイン
2 - 1
試合終了U-17日本