パリまでに必要な勝利はあと1つ。カタールとの激闘を乗り越えてついに王手をかけた「大岩ジャパン」は、イラクとの準決勝に挑む。 準々決勝は数的優位となったことでかえって難しい展開となった。だが、選手個々のパフォーマンスに焦点を当てると、関根大輝や藤田譲瑠チマらは殊勝な動きを見せ、局面で相手を上回り続けた。そして何よりも待ち望んだ「エース」細谷真大のゴールが生まれ、アタッカー陣も上り調子。決定力不足に悩まされた攻撃面にようやくラストピースがはまり、ここからの爆発に期待がかかる。 イラク戦といえば、1月にA代表が敗れたアジアカップでの一戦が記憶に新しい。パワー重視のシンプルな攻撃に押し負けた格好だったが、そうした戦法に注意が必要なのは今回も同じ。特にクロスやセットプレーの対応で拙さを見せている今大会の日本にとっては、守備面の真価が問われる一戦となる。守り方の整理に加え、対策された場合のリアクションにも注目したい。 120分を戦った後に中3日と依然として強行日程が続くが、チームが一丸となって「パリ行き」を決められるか。短い期間にあらゆる状況を経験してきた日本には、もはや恐れるものなどないはずだ。
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U23アジアカップ 準決勝
4/29（月）26:30
ジャシム ビン ハマド スタジアム
見どころ
出場停止選手
U-23日本
データがありません
U-23イラク
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| MF | 11 | ムンタヘル モハンメド |