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日本女子は中島が、ベトナム女子はチャンティホンニュンがそれぞれキャプテンマークを巻く

日本

予想フォーメーションは4-4-2。1節から実に7人のスタメンを変更して臨む一戦。タイ女子で先制点を奪った岩渕はベンチスタートとなる一方で、2点目を挙げた籾木は先発出場を果たす。ベトナム女子に対しては、4月に行われた女子アジアカップにおいて4-0で勝利を収めているが、その再現となるか

日本

1節でタイ女子に完封勝利を収め、得失点差でグループCの首位に立っている。この一戦で引き分け以上の結果を収めればグループステージ1位通過が決定するため、タイ女子を相手に3ゴールをマークしたベトナム女子に対しても堅い守備から入りたい

日本

2トップを組むのは増矢と菅澤。左サイドハーフには中島が、右サイドハーフには籾木が入っている

日本

左サイドから大きなサイドチェンジが蹴り出される。逆サイドを上がっていた籾木が収め、オーバーラップした清水にはたく。清水は右サイドの敵陣深くで受けるが、グエンティミーアインに対応されてクロスは上げられない

日本

GOOOOOAL!! 隅田が高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを発動。受けた増矢が縦にドリブルを仕掛けてペナルティエリア左の深い位置に持ち込み、中央にグラウンダーのボールを送る。これにゴール前の菅澤が反応し、冷静に押し込んで早い時間帯での先制に成功

日本

縦方向の推進力を保った攻撃が続いている。中央に流れた清水が中島からの浮き球のパスを落とし、これを拾った籾木がミドルシュートを放つ。だが、弱くなったボールはチャンティキムタインに防がれてしまう

日本

味方のスルーパスに籾木が抜け出し、ペナルティエリア内でキープ。マイナスのグラウンダーのボールを折り返し、反応した中里が美しい弧を描くシュートを放つも、枠に嫌われてしまう。こぼれ球をいち早く籾木が回収して再び中央に送るが、味方には合わない

日本

味方のパスに抜け出した増矢がペナルティエリア左でシュートを放つが、チャンティキムタインにセーブされて左からのCKを獲得する

日本

キッカーを務めるのは中島。インスイングのクロスを蹴り込むも、高木らの頭上を越えたボールはファーサイドに流れ、味方より先にDFに触られてしまう

日本

中島が左サイドの敵陣深くでボールを持ち、対面したDFと1対1の形に。フェイントを挟んでタイミングを外し、クロスを供給すると、これに籾木が反応。右足でボレーシュートを放つが、クロスバーに当たってしまう

日本

中島が味方のパスに抜け出してクロスを入れるも、DFにはね返される。こぼれ球に中里がいち早く反応し、滑り込むようにしてペナルティエリア内でダイレクトでのシュートを放つが、チャンティキムタインに阻まれてしまう

日本

GOOOOOAL!! 高木がディフェンスラインの裏に抜け出し、ペナルティエリア左からマイナスのボールを折り返す。飛び上がった増矢の頭上を越えたボールを籾木が受けると、2タッチ目で難しい体勢から左足を振り抜く。低い弾道のシュートはGKの手をはじいてゴール右隅に吸い込まれ、点差は2点に広がる

日本

隅田が敵陣浅い位置から縦パスを打ち込み、味方が落としたボールを籾木が拾う。籾木は巧みなタッチを披露してタメを作り、スペースに入り込んだ中島につなぐが、オフサイドの判定

日本

ボールを握り、相手を敵陣に押し込む時間が続く。ディフェンスラインの裏を狙ったロングフィードが送られ、清水が右サイドの敵陣深くで収めて中央に送る。増矢がこれをスルーするが、味方につながる手前でDFにカットされてしまう

ベトナム

ここまでフィニッシュに持ち込めていない中、スペースを使った攻撃を仕掛ける。グエンティミーアインが自陣からドリブルで持ち上がって左サイドにはたくも、清水が鋭い出足を見せてファムハイイエンの手前でカットに成功

日本

高木が左サイドの敵陣深くでボールを持つ。自ら仕掛けるが、対面したチャンティホンニュンをかわせずにボールがこぼれてしまう。菅澤が拾おうとするも、ブイタイントゥイに先に触られて攻撃を続けられない

ベトナム

5ブイタイントゥイOUT→3チュオンティキエウIN

日本

ハーフウェーライン付近から前線にロングフィードが送られる。先にチュオンティキエウに触られてしまうが、タッチが乱れた隙を突いて菅澤が奪い取り、チャンティキムタインと1対1の形に。ドリブルでかわすも、勢い余ってペナルティエリア右の角度がない位置まで流れてしまい、放ったシュートは枠の右に外れる

日本

左からのCKを獲得。キッカーの中島はショートコーナーを選択し、味方の落としを受けた籾木がクロスを供給する。だが、精度を欠いてゴールラインを割ってしまう

プレーが途切れた際に給水タイムが設けられ、両チームの選手が一斉に水分補給を行う

日本

高木が左サイドをオーバーラップしてボールを受け、中央に切れ込むようモーションを見せながらヒールで中島につなぐ。中島は左サイドの敵陣深くからダイレクトでクロスを上げると、ゴール前の菅澤は左足でテクニカルなボレーシュートを放つ。しかし、枠の上を越えてしまう

日本

菅澤がペナルティエリア左で味方のフィードを落とし、増矢がこれを拾う。増矢はシュートモーションを挟んだ後にドリブル突破を仕掛けるも、複数のDFに囲まれてボールを失ってしまう

日本

増矢が籾木からのパスを受け、敵陣中央で素早くスルーパスを供給。菅澤がディフェンスラインとの駆け引きからスペースに抜け出すが、オフサイドの判定を受ける

日本

GOOOOOAL!! 増矢が右サイドをドリブルで持ち上がり、巧みなタッチでチャンティホンニュンの股を抜いてペナルティエリア右に進入。ディフェンスラインとGKの間を狙ったグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドに抜け出した中島まで届く。中島は冷静に右足で合わせてゴールネットを揺らし、追加点を奪取

ベトナム

8グエンティリエウOUT→11タイティタオIN

日本

自陣からディフェンスラインの裏へとロングフィードが供給される。抜け出した清水が頭で落とし、ドリブルでペナルティエリア右に進入してグエンティミーアインを振り切り、中央にマイナスのグラウンダーを折り返す。走り込んだ増矢がボレーシュートを放つが、クロスバーを越えてしまう

ベトナム

グエンティトゥイハンがルーズボールに反応し、右サイドの敵陣深くで思い切って右足を振り抜くと、これが高木に当たってゴールラインを割り、右からのCKを獲得

ベトナム

キッカーのハーティニャイは右足でアウト回転を掛けたクロスを蹴り込むも、山下が飛び上がってキャッチする

アディショナルタイムは2分の表示

日本

籾木がペナルティエリア右でボールをキープ。前方を向けないまま清水に戻すと、清水はドリブルを仕掛けて右サイドの敵陣深くまで持ち込む。そのままクロスを送り、菅澤が落としたボールに増矢が反応してシュートを放つが、DFにブロックされてしまう

前半総括 グループ首位突破を懸けた一戦。地力で勝る日本は圧倒的にボールを保持し、ベトナムを押し込む。サイドアタックと中央突破を状況に応じて使い分けてシュートシーンを多く作り出し、前半5分の先制点を皮切りに効率よく点差を広げていく。ディフェンス面でも隙らしい隙を見せることなく、相手のシュート数をゼロに封じ込めて完璧といっていい内容で前半を終えた。

日本

2清水OUT→11田中IN

ベトナム

キックオフ直後にグエンティミーアインがスピードを見せ、ペナルティエリア左に進入。シュートを放つが、山下の正面に飛ぶ

日本

ハーフタイムの選手交代に伴い、フォーメーションを3バックにシフト。最終ラインには高木、三宅、國武が並ぶ。左ウイングバックは中島が、右ウイングバックは増矢が担っており、トップ下に籾木が入る。2トップは菅澤と田中

ベトナム

グエンティバンが敵陣中央から意表を突く形でのミドルシュートを放つ。だが、山下が手を目いっぱい伸ばしてセーブし、右CKとなる

ベトナム

キッカーを担うのはハーティニャイ。右足で鋭いクロスを送るが、ペナルティエリア中央で菅澤がカットする

日本

GOOOOOAL!! 籾木が左サイドの敵陣中央から中央に浮き球を送る。走り込んだ増矢がダイレクトで前線にパスを入れ、反応した田中がセンターバックの間でうまく収めることに成功。そのまま右足でシュートを放ち、ゴール右に突き刺す

日本

3バックにシフトしてもなお、流れるようなビルドアップを継続。最終ラインの3人と中里が絡むほか、増矢も大きく動くことでピッチを広く使っている

日本

籾木が右サイドに流れてボールを受け、ドリブルで対面のDFを外してペナルティエリア右に進入。クロスを送り、田中の頭上を越えたボールをファーサイドの中島が収める。中島は持ち直してループシュートを放つも、浮き切らずにチャンティキムタインにキャッチされてしまう

日本

高木の縦パスを菅澤が落とし、増矢が拾って仕掛けるが、タイティタオとチャンティホンニュンに挟まれてボールを失ってしまう。こぼれ球に籾木がいち早く反応してつなぎ、最後は田中がシュートを放つも、得点にはならない

日本

10籾木OUT→15阪口IN

日本

投入された阪口は右ウイングバックの位置に入り、増矢がトップ下に移動してプレーしている

日本

増矢からのパスを中里が受け、前線にスルーパスを通す。中島が抜け出してペナルティエリア左で収めるが、オフサイドの判定

ベトナム

4グエンタインフエンOUT→6ブイトゥイアンIN

日本

GOOOOOAL!! 菅澤からのパスを受けた阪口がペナルティエリア手前で前を向いたままキープ。自らを追い越す動きを見せた菅澤につなぎ、菅澤はペナルティエリア右からダイレクトでマイナスのボールを折り返す。これに増矢が反応して右足でシュートを放つと、ゴール中央に吸い込まれて点差は5点に広がる

ベトナム

3-4-1-2のフォーメーションを敷く日本女子の選手の間を縫うように、細かくパスをつなぐ。グエンティバンにボールが渡ると、敵陣中央の左から思い切ってミドルシュートを放つが、これは枠の右に外れる

日本

高木がブイトゥイアンに対してスライディングタックルを仕掛けた際に左足を痛めてしまう。プレーは一時中断され、高木はスタッフから治療を受けている

日本

プレーが再開される。開始直後はピッチを離れていた高木だったが、やがてピッチに戻ってプレーを再開

ベトナム

日本女子が敷く3バックの右に広がるスペースに向け、ロングフィードが出される。ハーティニャイが受け、ペナルティエリア右に進入してシュートを放つも、枠を外れる

日本

5高木OUT→3鮫島IN

日本

投入された鮫島の指示に伴い、フォーメーションを4バックに戻す。鮫島は左サイドバックの位置に入っている

日本

田中が離れた位置にいる鮫島と長距離のワンツーを行い、ペナルティエリア左に進入。クロスを上げるも、DFに当たってしまう

日本

GOOOOOAL!! 増矢が積極的なプレスを仕掛け、ボールを奪取してつなぐ。味方を経由して増矢にボールが戻ると、右サイドの敵陣中央で切り返してインスイングのクロスを供給。ゴール前でフリーとなった菅澤がヘディングシュートを放ち、チャンティキムタインの右手をはじいてゴールネットを揺らす

日本

菅澤が敵陣中央をドリブルで持ち上がり、左サイドに展開。受けた中島がゴール方向に飛ぶクロスを入れるが、チャンティキムタインにキャッチされてしまう

日本

阪口が右サイドのスペースに出されたボールを収め、右サイドの敵陣深くで大きなカットインを見せて中央に切れ込む。流れのままにシュートを放つも、チャンティキムタインに防がれてしまう

ベトナム

自陣のセンターサークル付近でFKを獲得。キッカーのチュオンティキエウは左サイドに向けて正確なロングフィードを蹴り出すが、味方がうまく収められずにタッチラインを割ってしまい、攻撃につなげられない

日本

前線に出された浮き球のフィードを菅澤が落とし、増矢が敵陣中央の右からダイレクトで前線に打ち込む。だが、裏を取る動きを見せていた田中とは呼吸が合わない

日本

GOOOOOAL!! 左からのCKを獲得。キッカーの中島が柔らかいインスイングのクロスを蹴り込むと、ボールはチャンティキムタインが伸ばした手の先を越えてピンポイントで田中へ。DFと競り合った田中は後方に飛びながらも、力強く頭で合わせてゴール中央に突き刺す

試合総括 後半に入っても日本の勢いは衰えない。3バックの新布陣を試しながらも、主導権を掌握し続け、後半7分には途中出場の田中美南が4点目を奪取。大量リードの状況も手伝い、選手たちはアタッキングサードでも余裕を持ったプレーを披露してベトナムの守備組織を瓦解させることに成功。終わってみればノックアウトステージ進出に弾みをつける、大量7得点での勝利を飾った。