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チリ

予想フォーメーションは3-4-1-2。3日前のカナダ戦と全く同じメンバーで臨む

チリ

世界ランキングは37位で、ここまでの2試合はいずれも2点を奪われて敗れている。日本にとってはこれまでよりはくみしやすい相手となるが、初出場のオリンピックで少しでも爪痕を残そうと全力でぶつかって来るに違いない。粘り強い守備からのカウンター攻撃には十分注意したい

チリ

その中でも、特に注意したいのはGKのエンドレル。182センチの長身を誇るこの選手はゴールに立ちはだかる「守護神」の風格を漂わせ、チームの精神的支柱にもなっている。得点力不足にあえぐ日本にとっては、まさにノックアウトステージ進出を阻む「最後の壁」にも見えるだろう

日本

予想フォーメーションは4-4-2。前回のイギリス戦から5人を入れ替え。今大会で唯一得点を挙げている「エース」岩渕も先発に復帰し、グループステージ突破へ向けて万全の態勢で臨む

日本

ここまでの2戦で得られた勝点はわずかに1。かつては世界一の座も手にした「なでしこジャパン」だが、自国開催のオリンピックでもがき苦しんでいる。他会場の結果次第では引き分けてもノックアウトステージ進出の可能性は残るが、目の前の一戦で勝利を挙げた上でグループステージ突破を決めるのが理想だろう

日本

ここまでの2戦は北海道で開催されたが、今日は舞台を宮城県に移して行われる。熊谷にとっては高校時代を過ごした場所での一戦となる。生まれ故郷ではチームを勝利に導けなかったが、思い出の地で価値ある白星を手にできるか。チームが苦しんでいるときこそ、「キャプテン」の力が求められる

この試合で勝利を収めれば、先に第3戦を終えたグループG3位のオーストラリアの成績を上回り、日本のノックアウトステージ進出が決定する。しかし、引き分けならば30分遅れで開催されるグループFの結果に左右されることとなる。負ければ敗退が決まる

チリはエンドレルが、日本は熊谷がキャプテンマークを巻く

日本

杉田が敵陣をドリブルで持ち上がり、左へパスを供給。走り込んだ北村が左サイドの敵陣深くから左足でクロスを入れるが、中央の味方にはつながらない

日本

高い位置でボールを奪い、最後は菅澤がペナルティエリア手前からシュートを放つ。しかし、エンドレルのセーブに遭う

チリ

長いパスを基調に攻撃を組み立てている

日本

長谷川が前線へ積極的なプレスを掛ける。ボールこそ奪えないものの、アグレッシブな姿勢を見せる

チリ

アラヤが林に倒され、右サイドの敵陣中央でFKを獲得する

チリ

キッカーはペナルティエリア中央へロングボールを供給する。しかし、杉田が頭で冷静にクリアする。こぼれ球を拾って左サイドから2次攻撃を展開するが、再び杉田が頭ではじく

チリ

ディフェンスラインの裏へスルーパスが供給されると、ウルティアが走り込む。しかし、ウルティアは対じしたDFを手で押してしまい、ファウルの判定を受ける

チリ

アラヤが敵陣中央から思い切って右足でロングシュートを放つが、クロスバーの上へと外れてしまう

日本

杉田がペナルティエリア左へ抜け出し、左足で中央へクロスを供給する。しかし、シュートには持ち込めない

日本

長谷川がペナルティエリア手前の中央から右へ展開。オーバーラップした清水が右サイドの敵陣深くから中央へグラウンダーのクロスを供給する。ペナルティエリア中央へ菅澤が走り込むが、シュートには持ち込めない

チリ

右CKを獲得する

チリ

ボールサイドにはロペスが立つ

チリ

キッカーのロペスは左足でインスイングのクロスを供給する。すると、ゴール前で混戦が生まれる。最後は味方が強引にシュートに持ち込むが、熊谷の決死のシュートブロックで事なきを得る

日本

右サイドで攻撃を組み立て、中央へパスを供給。これはシュートには至らないが、こぼれ球に反応した長谷川がペナルティエリア左から強引にシュートに持ち込む。しかし、DFに至近距離でブロックされてしまう

日本

右CKを獲得する。キッカーの林は右足で高いクロスを供給する。しかし、エンドレルに直接キャッチされてしまう

日本

長谷川がペナルティエリア手前の左から大きく右へ展開。走り込んだ清水は右サイドの敵陣中央から中央へ鋭いパスを送ると、林がディフェンスラインの裏へ浮き球のパスを供給する。しかし、菅澤はうまく収められず、ボールはそのままゴールラインを割ってしまう

日本

この時間帯はうまくプレスを掛けられず、高い位置でボールを奪えていない

日本

清水が敵陣中央の右からディフェンスラインの裏へ斜めのパスを供給。DFの背後を取ってうまく抜け出した杉田がペナルティエリア内へ進入してシュートを放つ。しかし、エンドレルのセーブに遭う。こぼれ球に菅澤が反応するも、シュートには持ち込めない

日本

味方が敵陣中央から前線へロングパスを供給。DFの裏を取って抜け出した菅澤がペナルティエリア手前の右から右足でシュートを放つが、枠をとらえられない

日本

左サイドで起用された杉田が攻守に存在感を放っている

チリ

前線のウルティアをターゲットにロングボールを繰り返し供給しているが、徐々にうまくつなげられなくなっている

日本

山下のロングフィードから攻撃を展開。その流れから杉田が敵陣中央からディフェンスラインの裏へスルーパスを供給する。走り込んだ岩渕がペナルティエリア中央へ進入してシュートを放つが、並走したDFにブロックされてしまう。右CKを獲得する

日本

キッカーの林はインスイングのクロスを供給する。ファーサイドから走り込んだ杉田が右足でダイレクトのシュートを放つが、クロスバーの上へと外れてしまう

チリ

この時間帯はウルティアがサイドに流れて起点となり、2トップを組むサモラがディフェンスラインの裏を狙っている

日本

最終局面でのパスの精度を欠き、効果的な攻撃につなげられていない

日本

岩渕が左サイドで対じするDFを振り切り、ペナルティエリア左から速いクロスを中央へ供給する。ゴール前へ菅澤が走り込むが、エンドレルに直接処理されてしまう

チリ

低めにブロックを敷き、守備に集中している

日本

ペナルティエリア内で岩渕がDFともつれて倒れるが、ファウルの笛は鳴らない

日本

スタンドからは後押しの拍手が鳴り響いている

チリ

右サイドの敵陣中央でFKを獲得する

チリ

ボールサイドにはアラヤが立つ

チリ

キッカーのアラヤは右足でペナルティエリア中央へクロスを供給する。しかし、ゴールにはつながらない

日本

長谷川と清水の連係で右サイドを持ち上がるが、シュートには持ち込めない

日本

三浦がペナルティエリア手前の左から右足で思い切ってミドルシュートを放つ。しかし、枠を大きく外してしまう

日本

味方が後方からロングパスを供給。ボールを受けた岩渕はペナルティエリア中央へ進入し、味方の上がりを待ってマイナスのパスを送る。走り込んだ三浦がペナルティエリア手前の中央から右足でミドルシュートを放つが、わずかにクロスバーの上へと外れてしまう

日本

高い位置でボールを収めた菅澤がマイナスへパスを供給。受けた岩渕は左へ浮き球のパスを送るが、走り込んだ杉田にはつながらない

日本

長谷川がペナルティエリア手前の中央から右足で鋭いシュートを放つ。しかし、惜しくも枠の左へと外れてしまう

チリ

パルドがピッチに倒れ込む

この時間を利用して、両チームの選手は水分補給を行う

チリ

パルドは立ち上がり、プレーに復帰している

日本

中盤でボールを受けた長谷川が敵陣中央からディフェンスラインの裏へスルーパスを供給。走り込んだ菅澤がペナルティエリア右から右足でグラウンダーのシュートを放つ。これはゴールにはつながらないが、左CKを獲得する

日本

キッカーの林はショートコーナーを選択。ボールを下げて組み立て直す

日本

長谷川が中盤からディフェンスラインの裏へ浮き球のパスを供給。走り込んだ岩渕がペナルティエリア左から中央へグラウンダーのクロスを入れる。しかし、DFにはじかれてしまう

日本

中盤からロングパスが送られると、ペナルティエリア内で菅澤がボールを収める。菅澤と岩渕の連係で崩そうとするが、シュートには持ち込めない

アディショナルタイムは1分の表示

日本

ディフェンスラインの裏を取ってペナルティエリア中央へ抜け出した岩渕がシュートを放つ。しかし、ゴールにはつながらない。それでも、こぼれ球に反応した清水が再びシュートを放つ。しかし、エンドレルのセーブに阻まれてしまう

前半総括 勝てば自力でグループ突破を決められる状態でこの試合を迎えたなでしこジャパン。立ち上がりから積極的にシュートを放つが、思うように枠に飛ばせない場面が散見。たとえ枠をとらえても、チリの絶対的守護神であるクリスティアネ・エンドレルの壁は厚く、1点が遠いまま前半を終えてしまった。守備面では大黒柱の熊谷紗希を中心にうまく相手を抑えているだけに、重くのしかかるのは得点ゼロという結果だけ。焦りが出る前に、後半の早い時間帯にゴールをこじ開け、有利な展開に持ち込んでノックアウトステージ進出を決めたい。

チリ

16バルマセダOUT→17トロIN

日本

9菅澤OUT→11田中IN

日本

いきなり速攻を仕掛ける。最後は岩渕がペナルティエリア右から中央へ折り返すと、これがDFにはじかれて右CKを獲得する

日本

キッカーの林はアウトスイングのクロスを供給する。ニアサイドに走り込んだ田中が右足でシュートを放つが、DFにブロックされてしまう

日本

交代で入った田中が積極的にボールに絡み、守備でも果敢なプレスを見せている

日本

味方が右へ展開し、サイドに流れた岩渕がドリブルで仕掛けて右サイドの敵陣深くから右足でクロスを供給する。しかし、シュートには持ち込めない

チリ

前半よりも守備に比重を掛け、持ち上がるシーンが少なくなっている

日本

田中が右から切れ込み、ペナルティエリア手前の中央から左足で鋭いシュートを放つ。しかし、エンドレルのセーブに阻まれてしまう

日本

20林OUT→12遠藤IN

日本

代わった遠藤は左サイドに位置を取っている

チリ

15サモラOUT→19グレスIN

日本

長谷川がペナルティエリア手前の中央から右へ展開。オーバーラップした清水が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを供給する。ペナルティエリア中央へ田中が走り込むが、合わせられない

日本

遠藤がペナルティエリア左からグラウンダーのシュートを放つが、わずかに枠の右へと外れてしまう

日本

三浦にイエローカード

日本

システム変更で前線により多くの人数を掛け、攻勢に出ている

日本

遠藤が持ち味のスピードでDFの裏を取り、左サイドの敵陣深くへ抜け出す。遠藤は左足でグラウンダーのクロスを供給するが、DFにはじかれてしまう

この時間帯は互いに前線へ手数を掛けずに素早く展開している

チリ

左サイドの敵陣中央でFKを獲得する

日本

14長谷川OUT→21木下IN

チリ

キッカーは右足でペナルティエリア中央へクロスを供給する。しかし、熊谷が頭で冷静にクリアする。左CKを獲得する

チリ

キッカーは右足でインスイングのクロスを供給する。しかし、ゴールにはつながらない

日本

遠藤が左サイドの敵陣深くから左足でカーブを掛けたクロスを供給する。ファーサイドで木下が収めるが、シュートには持ち込めない

チリ

アエドが右からオーバーヘッド気味に中央へ折り返すと、走り込んだララがヘディングシュートを放つ。しかし、ボールはクロスバーに当たってギリギリのところで跳ね返り、日本は危機一髪のピンチを辛うじて防ぎ切る

日本

杉田がパルドに倒され、ペナルティエリア手前の中央でFKを獲得する

日本

ボールサイドには遠藤と岩渕が立つ

日本

キッカーの岩渕は右足でシュートを放つ。しかし、直接壁に当たってしまう

日本

田中がペナルティエリア手前の中央から右足でシュートを放つ。これがDFに当たり、左CKを獲得する

日本

キッカーの遠藤は左足で低いボールを中央へ供給。これがニアサイドの選手の隙間を抜けると、走り込んだ杉田がたたき付けるようにしてシュートを放つ。しかし、ゴールにはつながらない

日本

岩渕がディフェンスラインの裏を取ってペナルティエリア右へ抜け出し、中央へ短く折り返す。ペナルティエリア中央へ田中が走り込むが、得点を奪えない。右CKを獲得する

チリ

14パルドOUT→20マルドネスIN

日本

キッカーの遠藤は左足でインスイングのクロスを供給する。しかし、DFに頭でクリアされてしまう

日本

GOOOOOAL!! 杉田が敵陣中央から前線へ鋭い縦パスを供給。受けた岩渕が背後からサエスにマークに付かれながらも、右足のアウトサイドでボールを前へ短くつなぐ。ゲレロにわずかに触られてボールは流れ、ペナルティエリア中央へ走り込んだ田中が右足でループシュートを放ってネットを揺らす

日本

苦しみ続けたチリの牙城を崩し、何よりも欲しかった先制点を奪う

日本

右CKを獲得する

日本

キッカーの遠藤は左足でインスイングのクロスを供給する。しかし、ゴール前の競り合いで味方がファウルの判定を受ける

日本

ベンチでは中島が出場の準備を進める

日本

北村がペナルティエリア手前の左から前線へスルーパスを供給。走り込んだ遠藤がペナルティエリア左からマイナスのパスを送ると、北村は中央へ短くつなぐ。岩渕がペナルティエリア中央から左足でシュートを放つが、大きくふかしてしまう

日本

8三浦OUT→7中島IN

チリ

11ロペスOUT→13ピニジャIN

チリ

10アエドOUT→7アクナIN

日本

中島がペナルティエリア手前の中央から右足で思い切ってシュートを放つ。しかし、エンドレルの伸ばした手に当たってクロスバーをたたいてしまい、決定機を逃す

ピッチに降っている雨が強まっている

日本

木下が敵陣をドリブルで切り裂き、最後はペナルティエリア中央へ進入して左足でシュートを放つ。しかし、またしてもエンドレルのセーブに阻まれてしまう

チリ

左CKを獲得する

チリ

キッカーは右足でインスイングのクロスを供給する。ペナルティエリア中央に走り込んだサエスが頭で合わせるが、わずかにクロスバーの上へと外れてしまう

日本

右CKを獲得する

日本

キッカーの遠藤は左足で後方へパスを供給。清水が右サイドの敵陣深くへ折り返すと、味方が右足でクロスを供給する。しかし、ボールはエンドレルに処理されてしまう

日本

熊谷にイエローカード

アディショナルタイムは4分の表示

日本

交代で入った中島が敵陣深くでボールをキープし、うまく時間を使っている

日本

右CKを獲得する

日本

キッカーの遠藤は短く木下につなぎ、この2人が体を使ってうまくコーナーフラッグ付近でボールをキープする

日本

前線の岩渕が相手の最終ラインにプレスを掛け、ボールを下げさせている

チリ

アクナが右サイドを持ち上がり、ペナルティエリア中央へグラウンダーのクロスを供給する。しかし、日本DFがクリアする。右CKを獲得する

チリ

キッカーは右足でインスイングのクロスを供給する。しかし、山下がキャッチする

試合総括 後半も展開は変わらず、攻め込み続けるも、決定的なチャンスを作れないまま時間が経過。日本はシステムを変えてテコ入れを図るが、徐々にチリにチャンスを作られる場面が目立つように。それでも、山下杏也加のミスから絶体絶命のピンチを迎えた場面ではクロスバーに助けられるなど、難を逃れる。すると、試合を決めたのは初戦でPKを失敗した田中美南だった。岩渕真奈のポストプレーから見事なループシュートでネットを揺らし、先制点をもたらす。このまま日本がリードを保って歓喜の笛を迎え、自力でグループ突破を決めた。