今回の欧州遠征はFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023の組み合わせ抽選会よりも前に発表されたものだが、その時はまさかこの一戦が「前しょう戦」となるとは、互いに思いもしなかっただろう。スペインは今年のUEFA欧州女子選手権イングランド2022でベスト8に終わったものの、優勝を果たしたイングランドと120分の激闘を繰り広げた末の敗戦であり、世界ランキングを見ても、欧州女王と同等の実力を持つチームと認識しておくべきだ。 そのイングランドに0-4の完敗を喫した事実がある以上、日本はこのスペイン戦も苦難を覚悟しなければならない。個人の力でカバーできない身体能力はもとより、「アグレッシブさ」という、現体制のアイデンティティーとなる部分で完全に上回られてしまった悔しさを中3日でどのように昇華させるか。長谷川唯、岩渕真奈の両エースにボールが渡った際は可能性を感じただけに、いかにしてそこまでつないでいくかがカギとなる。イングランド戦は自陣の危険な位置でパスコースを見失ってボールを奪われる場面が散見されたため、中盤と最終ラインの結び付きを一層意識して臨みたい。 ※試合結果などは、試合翌日の午前中までをめどに掲載。試合の詳細情報などは、試合翌日の20時までをめどに掲載
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女子代表親善試合
11/15（火）28:00
エスタディオ ラ カルトゥージャ