スカウティング技術の向上や「帰化」の概念が変化しつつあるサッカー界の波を象徴するかのように、世界ランキング上位国が苦戦を強いられ、最後に残ったのは中東勢のヨルダンとカタール。波乱とドラマに満ちたアジアカップもいよいよクライマックスを迎える。 ヨルダンは尻上がりに状態を上げている。グループステージは3位でギリギリの突破となったが、ラウンド16では土壇場の大逆転劇でイラクを下し、準決勝では韓国を圧倒した。際立つのは守から攻への切り替えの速さ。フィニッシャーであるヤザン・アルナイマトや、足下の技術があるムサ・アルタマリといった攻撃陣が注目選手で、一気にゴールへ肉薄する迫力ある攻め上がりは必見だ。 カタールは「ホーム」の大きな期待を背負って大一番に臨む。前回大会で活躍した強力2トップが注目を浴びがちだが、チームの「背骨」は組織的な守備だ。大激戦となった準決勝のイラン戦で初めて複数失点を喫したものの、それまでの5試合で失点は2。ブラジル出身のルーカス・メンデスをはじめとする守備陣が後方で構え、PK戦までもつれた準々決勝のウズベキスタン戦でヒーローとなったメシャール・バルシャムが最後尾に立ちはだかる。粘り強く戦って連覇の快挙を達成できるか。
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アジアカップ 決勝
2/10(土)24:00
ルサイル スタジアム
ヨルダン
1 | 0 | 前半 | 1 | 3 |
1 | 後半 | 2 |
試合終了
カタール