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U-17日本

予想フォーメーションは4-4-2。7月のU-17アジアカップで優勝。9月の対外試合、バリでの事前キャンプを経て本番に臨む。チームとしての完成度も高まり、過去最高となる準決勝進出に向けて準備は万全だ。メンバーはそのアジアカップを戦った選手が軸となる

U-17日本

「クラブユース勢」からは徳田の存在感が際立つ。長身を生かしたポストプレーだけでなく、ストライカーらしいゴール前への動き出しなどで得点の期待がかかる。また、ベンチスタートながらも、熊本の一員としてJ2で経験を積んでいる道脇は得点感覚に優れ、U-17アジアカップでも結果を残している

U-17日本

「高体連勢」ではやはり名和田に注目だ。小柄な体格ではあるものの、「U-17アジアカップ」では決勝戦で2ゴールを挙げるなど大活躍し、得点王とMVPを獲得。実績は文句なしといえる。視野の広さが特長で、周囲を使い、相手の隙を突くプレーでチームを勝利に導く

U-17ポーランド

予想フォーメーションは3-1-4-2。「U-17欧州選手権」で好成績を収めて本選出場を勝ち取った。前線のタレントがそろい、得点能力の高さが特長だ。前評判の高い「海外組」のミコワジェフスキには常に注意を払う必要があるだろう

東南アジア特有の湿度と気温、そして、ピッチコンディションと、両チームともに環境面の対応を迫られる。難しい環境ではあるが、いかに早く適応できるかが序盤の主導権争いのカギとなるだろう

U-17日本は小杉、U-17ポーランドはコランコがキャプテンマークを巻く

U-17ポーランド

ミコワジェフスキがドリブルで相手陣を持ち上がるも、中島がクリーンなタックルを仕掛けて止める

U-17ポーランド

リギュラが右から中央へ斜めの動きで持ち上がり、ペナルティエリア手前の中央でグラウンダーのシュートを放つ。しかし、後藤がしっかりとキャッチする

U-17日本

松本が自陣の右サイドから前線へスローインを供給。オリコウスキに対応されるも、井上が追って走り込む。バックパスがマティスに戻されるが、さらに追い込んでプレッシャーを掛ける

U-17日本

味方が右サイドからクロスを供給し、井上が中央でヘディングシュートを放つ。しかし、マティスにセーブされてしまう

U-17日本

縦に速い攻撃を展開して好機を迎える。井上が抜け出してペナルティエリア内へ進入し、マティスと1対1に。シュートを放つが、右のポストに当たってしまい、ゴールならず

U-17日本

井上が右サイドの相手陣深くからペナルティエリア右へ浮き球を送り、名和田が収めて縦に仕掛ける。そのままゴールライン際から折り返すと、徳田が反応。しかし、相手に防がれてしまう

U-17ポーランド

コランコがペナルティエリア手前からペナルティエリア右へパスを送り、味方がクロスを供給。フラスがゴール前へ詰めるも、後藤がセーブする

U-17日本

徳田が右からマイナスの角度へクロスを送り、吉永が反応。相手にクリアされてしまうも、永野がこぼれ球を受けてペナルティエリア手前からミドルシュートを放つ。しかし、枠を外してしまう

U-17日本

中島が自陣から左サイドへロングボールを供給。吉永が追うが、収められない

U-17ポーランド

ミコワジェフスキがフィジカルを生かして左サイドの相手陣深くでキープしようとするも、本多が体を張って対応。ボールはゴールラインを割ってピンチを防ぐ

U-17日本

味方がペナルティエリア左へロングボールを供給。井上が懸命に走り込むが、マティスにセーブされてしまう

U-17ポーランド

フラスがワンタッチでボリスにつなぎ、受けたボリスはペナルティエリア左から左足でシュートを放つ。しかし、枠を外してしまう

U-17ポーランド

リギュラがペナルティエリア手前で仕掛けるも、U-17日本の選手が複数で囲み、ペナルティエリア内への進入を許さない

U-17日本

井上が前線でキープしてここから攻撃を展開。最後は後方の味方がペナルティエリア手前へスルーパスを送り、徳田が反応。しかし、うまく受けられない

U-17ポーランド

リチコが自陣から前線のミコワジェフスキを狙って縦パスを送る。しかし、土屋がミコワジェフスキに寄せてボールを奪う

U-17日本

味方がペナルティエリア中央へ縦パスを送ると、井上が反応。素早くターンしてシュートに持ち込むが、枠の右へ外してしまう

U-17ポーランド

ボリスがペナルティエリア左へ縦パスを送り、クシジャノフスキがマイナスの角度へ折り返す。最後はミコワジェフスキがシュートを放つも、U-17日本の選手が体を張って阻む

U-17ポーランド

左サイドの相手陣中央でFKを得る

U-17ポーランド

ボールサイドにはボリスとリギュラが立つ。ボリスがまたいでリギュラが右足でクロスを供給。しかし、ゴール前で競り合いとなってシュートに持ち込めない

U-17日本

名和田がペナルティエリア中央でシュートを放つが、至近距離でDFにブロックされてしまう

U-17ポーランド

コランコが左から右へ大きく展開。リチコが収めて右サイドの相手陣深くから左斜め後方へ動かしてシュートを放つ。しかし、U-17日本の選手がブロックする

U-17ポーランド

リチコが右サイドの相手陣深くで小杉と競り合う。しかし、リチコはオフサイドの判定を受ける

U-17日本

中島が倒されて相手陣中央でFKを得る

U-17日本

ボールサイドには名和田と吉永が立つ。キッカーは吉永。左足でゴール前へ浮き球を送り、徳田が競り合ってヘディングシュートを放つ。しかし、強く当てられず、マティスに防がれてしまう

U-17ポーランド

リチコが足を痛めてピッチに座り込む。いったんプレーが止まる

U-17ポーランド

リチコはピッチの外に出てプレーが再開される

U-17ポーランド

リチコにプレーに復帰したもよう

U-17日本

永野がシュナウクナーに対してやや遅れたタイミングでタックルを仕掛け、倒してしまう

U-17日本

永野にイエローカード

U-17ポーランド

ミコワジェフスキが縦パスに反応してペナルティエリア手前からペナルティエリア内へ進入。しかし、本多が体を張って防ぎ、ボールは後藤が処理する

U-17ポーランド

コランコがドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア手前からシュートを放つ。しかし、U-17日本の選手がブロックする

アディショナルタイムは2分の表示

U-17日本

松本が空中戦での着地後に倒れる。プレーがいったん止まる

U-17日本

松本は大事には至らず。プレーに復帰する

前半総括 この世代の「アジア王者」としてワールドカップ優勝を目指す若き日本の大会初戦。猛暑の中で序盤から積極的に仕掛け、最前線の井上愛簾の抜け出しや、2列目の名和田我空のテクニックを生かして幾度も決定機を作り出す。だが、ポストに阻まれるなど、あと一歩のところで得点を奪えず。一方の守備では、裏返しで相手にビッグチャンスを作られてしまう場面が目立ってしまったが、長身のGK後藤亘を中心に体を張り、無失点。ややオープンゲーム気味の展開となるも、ファーストハーフではスコアは動かなかった。

U-17日本

18永野OUT→6山本IN

U-17ポーランド

速攻を展開。ミコワジェフスキがドリブルでペナルティエリア右へ進入して右足を振り抜く。しかし、シュートは後藤がしっかりとキャッチする

U-17日本

相手陣で前線が連動した守備を見せるも、相手の冷静なパス回しでかわされる。ボールはマティスまで戻される

U-17ポーランド

ボリスがミドルシュートを放つと、相手のワンタッチがあり、左CKを得る

U-17ポーランド

キッカーはリギュラ。右足でクロスを供給するが、ニアサイドで本多がクリアする

U-17ポーランド

続けて左CKを獲得。再びキッカーのリギュラが右足でクロスを供給するが、後藤がパンチングではじく

U-17日本

松本が右サイドをドリブルで持ち上がり、右サイドの相手陣深くから低い軌道のクロスを供給。井上が落として徳田がペナルティエリア中央でシュートを放つも、至近距離でDFにブロックされてしまう

U-17日本

松本が右サイドからクロスを供給するも、ファーサイドへ流れる。吉永が収めて低い弾道のクロスを入れると、小杉が中央で合わせる。しかし、精度を欠いて枠には飛ばない

U-17ポーランド

13リチコOUT→5グルグルIN

U-17日本

吉永が冷静に自陣で相手をかわして相手陣へ縦パスを入れる。小杉が抜け出してペナルティエリア左へ進入してクロスを入れるも、中央の味方は合わせられない

U-17日本

吉永がドリブルでペナルティエリア左へ進入してペナルティエリア右へパスを送る。名和田が落として徳田が反応するが、ボールはマティスに処理されてしまう

U-17日本

自陣から縦パスをテンポよくつないで好機を創出。井上がペナルティエリア左で縦に仕掛けてクロスを選択するが、ファーサイドで反応した徳田は合わせられない

激しい雨がピッチに降り注ぎ始める

U-17日本

左CKを得る。キッカーの名和田が右足でクロスを供給すると、本多が頭で合わせる。しかし、枠の左へ外してしまう。相手のワンタッチがあり、再び左CKを獲得

U-17日本

キッカーの名和田は右足でクロスを供給。徳田がファーサイドで反応してヘディングシュートを放つも、枠の右へ外してしまう

U-17ポーランド

8ボリスOUT→19ブルジスキIN

U-17日本

縦に速い攻撃から決定機を創出。井上がペナルティエリア中央で立て続けにシュートを放つが、マティスにはじかれる。さらに徳田がこぼれ球をトラップするも、すぐにマティスにセーブされてしまう

雨はさらに激しくなる。ボールの動きが若干遅くなる

激しいスコールにより、主審はプレーを止める。選手は全員スタンドに引き上げ、試合が中断する

中断から約15分が経過。雨は少し弱まったもようで、ピッチ上に水たまりはできていない

雨は降り続いているが、選手たちがピッチに戻る。間もなく試合が再開するもよう

U-17日本

15徳田OUT→9道脇IN

U-17日本

14名和田OUT→11高岡IN

U-17日本ボールで試合が再開される

U-17ポーランド

コランコが左サイドの相手陣深くからドリブルでペナルティエリア左へ進入。しかし、U-17日本の選手の体を張った対応で食い止める

U-17日本

吉永が左サイドでドリブルを仕掛ける。シュナウクナーの手を使った対応に遭って倒れ、左サイドの相手陣深くでFKを得る

U-17ポーランド

シュナウクナーにイエローカード

U-17日本

ボールサイドには中島と吉永が立つ。吉永がまたいで中島が右足でクロスを供給すると、ここから波状攻撃を仕掛ける。しかし、得点には至らない

U-17日本

GOOOOOAL!! 中島が遠めからシュート性のボールを蹴り込むが、やや勢いが弱く、コース上にいた道脇がペナルティエリア手前の中央で落とす。高岡が受けて右足のシュートモーションで相手を翻弄し、左足に持ち替えてペナルティエリア中央で振り抜く。目の覚めるようなシュートがゴール左上に突き刺さり、ついに先制

U-17ポーランド

左CKを得る。キッカーのリギュラはファーサイドを狙って右足でクロスを供給。ザラが競り合うも、U-17日本の選手がクリアする

U-17ポーランド

17フラスOUT→14スコチラスIN

U-17ポーランド

味方がペナルティエリア右へ縦パスを送り、ミコワジェフスキが走り込んでゴールライン際からクロスを供給。しかし、後藤がキャッチする

U-17日本

16井上OUT→10佐藤IN

U-17日本

吉永が左サイドの相手陣中央からクロスを供給。道脇が反応してゴール前に走り込むが、合わせられない

U-17日本

自陣の左サイドでFKを得る。キッカーの小杉は前線へ大きく蹴り込むも、道脇と高岡は受けられない

U-17日本

吉永がロングボールを収めて左サイドの相手陣深くで相手と対じ。抜き切らない状態でクロスを供給するも、相手に阻まれてしまう

U-17日本

ディフェンスラインの裏を狙う攻撃を受けるも、冷静に対処。ボールを持った後藤はリスタートに時間をかける

U-17日本

高岡がペナルティエリア右へ縦パスを送り、松本が抜け出して受ける。そのまま仕掛けて攻撃を続けるが、良い形のシュートシーンは作れない

U-17ポーランド

味方がペナルティエリア左からグラウンダーのクロスを入れ、ミコワジェフスキがゴール前でシュートを放つ。決定的な場面ではあったが、後藤がファインセーブを披露する

アディショナルタイムは4分の表示

U-17日本

左サイドの相手陣中央から味方がクロスを供給し、リギュラが反応してファーサイドでヘディングシュートを放つ。しかし、後藤がセーブする

U-17日本

2松本OUT→17柴田IN

U-17ポーランド

スコチラスがペナルティエリア手前の左から鋭いミドルシュートを放つ。しかし、後藤がセーブする

U-17日本

吉永が左サイドの相手陣深くからクロスを供給。高岡が反応して左足で合わせるも、マティスの好セーブに阻まれてしまう

試合総括 後半も互いが攻め合う展開となるが、決定機の数の差で徐々に日本が押し込む。ファイナルサードの精度も時間が経つにつれて向上を見せるが、ビッグチャンスで幾度となくポーランドのGKミハウ・マティスによるスーパーセーブに阻まれ、得点を奪えず。それでも、攻撃を続けると、途中出場の高岡伶颯がこれ以上ない鮮やかなシュートを打ち込み、終盤で先制に成功。オープンな展開が終始続いただけに、後藤亘や小杉啓太など無失点に大きく貢献した守備陣への称賛も忘れてはならない。初戦で白星を挙げ、グループ突破に前進した。