約2年半ぶりに開催のEAFF E-1サッカー選手権は、池田太監督が就任して初めて日本で行う対外試合となる。先月の欧州遠征では体格差のハンディをアグレッシブさで上回る指揮官の「理想」がピッチの随所で表現され、これ以上ない結果と自信を手に入れた。この自信を確信に変えるためにも、大会連覇という結果は絶対に欲しいところ。 現体制の「心臓」ともいえる長谷川唯が不在となり、この穴をどう埋めるかは今大会の最重要ポイントになるだろう。前述の欧州遠征でも長谷川の存在感は大きく、彼女をベンチに温存したフィンランド戦の前半はやや苦しい展開になった。先日海外挑戦を発表した長野風花や久々の代表選出となる杉田亜未には、「エース」なしでも戦える「プランB」に光明を見いだすようなプレーが求められる。 また、長野や杉田だけでなく、最優秀選手賞を受賞した山下杏也加、初選出の林香奈絵や中嶋淑乃など、Yogibo WEリーグで存在感を見せた面々が数多く招集されている。国内組が中心の構成だからこそ、今大会は「プロ化元年」の成果をホームで示す絶好の舞台だ。約1年後に迫る、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023に向けてのアピール合戦にも注目したい。
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女子E-1選手権 第1節
7/19（火）16:00
県立カシマサッカースタジアム