火曜日の「日韓戦」は、「なでしこの心臓」長谷川唯の存在の大きさを痛感する一戦となった。ビルドアップを試みる中で最終ラインと攻撃陣のつなぎ役が不在となり、1トップの植木理子がたびたび前線で孤立。決勝点こそ植木の個人技からもぎ取ったが、選手同士の距離間の悪さに終始悩まされ、流れの中から崩したシーンは片手で数えるほど。1月の対戦では終盤に追い付かれた相手に同じ展開を許さず、猛攻を耐え切った点はポジティブにとらえたいが、6月の欧州遠征で得たはずの内容面の手応えは、この試合では感じられなかった。 韓国が見せた、相手のビルドアップをしつこく追い掛け回すアグレッシブなサッカーは、本来池田太監督が理想としてきたサッカーのはず。オフェンス面でリズムをつかめなくても守備での前向きさは失うことなく、切り替えと球際の競り合いで上回ってディフェンス面から流れを引き寄せたい。 チャイニーズタイペイは韓国や中国に比べて力はやや劣るため、ボールを握る時間も長くなるだろう。攻撃と守備の連動性や補完関係を見つめ直し、最終戦の中国との「リベンジマッチ」に向けて弾みの付く90分としたい。
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女子E-1選手権 第2節
7/23(土)15:30
県立カシマサッカースタジアム
見どころ
7月23日(土)の速報・結果
EAFF E-1サッカー選手権
-
日本
4 - 1
試合終了チャイニーズタイペイ
-
中国
1 - 1
試合終了韓国