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日本

予想フォーメーションは3-4-2-1。ノルウェー戦からの変更は1人。遠藤に代わって杉田が左のウイングバックに入る。前回と同じく高さが強みのスウェーデンと対決。とはいえ、相手はアグレッシブに戦ってくることが予想されており、その中でトランジションの速さと局面での強度がカギとなるだろう

日本

注目は長谷川と長野。攻守両面でチームをけん引する中盤のコンビは、まさにチームの心臓だ。相手の対策を上回り、勝利への道筋を見いだせるか。ここまで見せてきた試合中の修正力や要所での決定力は申し分なし。我慢強くやり続ければ、おのずと次が見えてくるはずだ。2年前の雪辱を果たすため、舞台は整った

スウェーデン

予想フォーメーションは4-2-3-1。高さを生かしたセットプレーを得意としており、各ポジションにタレントがそろう。隙のないスカッドの中でひときわ注目を集めているのが、GKのムショビッチだ。アメリカ戦では相手の猛攻をはね返し続けて勝利に貢献。今日も後ろからチームを支える

日本は熊谷が、スウェーデンはアスラニが、それぞれキャプテンマークを巻く

日本

早速左CKを獲得。キッカーの長谷川はショートコーナーを選択し、田中美とのパス交換からペナルティエリア左への進入を試みる。しかし、相手に田中美のパスがカットされてしまう

スウェーデン

ディフェンスラインを高く保ってゆっくりとボールを回し、相手の出方をうかがっている

スウェーデン

後方からの縦パスをアスラニが受けると、激しくチャージに来た南に倒され、右サイドの相手陣浅い位置でFKを獲得する

スウェーデン

キッカーが右足でゴール前へふわりと浮かせたボールを送るが、高橋がヘディングでしっかりとクリアする

スウェーデン

右サイドで細かくパスをつなぎ、最後は右サイドの相手陣深くから味方がクロスを上げる。しかし、ファーサイドに流れてしまう

日本

高い位置で田中美がボールを奪い返し、中央の長谷川へ預けてカウンターを狙うが、相手の切り替えが早く、ピッチ中央で長谷川がボールを失ってしまう

スウェーデン

右サイドの相手陣深くでカネリードが杉田をかわし、マイナスのアンイエルダールへパス。アンイエルダールは右足でクロスを上げるが、シュートシーンにはつながらない

日本

自陣の低い位置で長野が相手のパスミスを拾い、宮澤がテンポの良いパス交換から前進を図るが、すぐに相手の対応に遭う

日本

ようやく落ち着いてボールを握る時間を迎えるが、中盤の長野は相手から激しくプレッシャーを受ける

日本

長野が高い位置からプレスを掛けてボールを奪うと、最後は田中美がペナルティエリア手前の中央で倒されてFKを獲得する

日本

キッカーは藤野。ペナルティアーク付近で顔を出した杉田へ斜めのパスを送り、杉田がダイレクトで前方へフリック。サインプレーを用いたが、相手に阻まれてチャンスにはつながらない

スウェーデン

右サイドの相手陣中央からアスラニが前方へスルーパスを送る。スペースを突いて抜け出したカネリードが反応するが、南が対応する

スウェーデン

右CKを獲得。キッカーのアンデションが左足でインスイングのクロスを供給する。しかし、直接ゴールラインを割ってしまう

日本

自陣で宮澤が巧みなターンから相手と入れ替わり、右へ大きく展開。この流れから相手陣へ押し込み、ボールを回しながらチャンスをうかがっている

日本

藤野がペナルティエリア手前の中央の田中美へ縦パスを差し込むと、田中美はターンして左前方へパスを送る。しかし、相手DFに阻まれてつながらない

日本

ディフェンスラインを中心にパスをつなぐ。しかし、中盤の長谷川と長野は相手4人に囲い込まれるようにマークされており、ボールの出しどころが見つからない状況

日本

右サイドのハーフウェーライン付近から高橋がシンプルにロングボールを送る。宮澤が反応して抜け出すも、直接にムショビッチにキャッチされる

互いに中盤での守備強度が高く、ここまではきっ抗した試合展開となっている

日本

自陣で相手のパスミスに反応した南がすかさず左サイドの宮澤へ預けるも、すぐに相手のプレッシャーを受けて前進はできない

日本

高橋が持ち上がりながら縦パスを送る。足を伸ばした藤野にはわずかに合わず、その先でこぼれ球に反応した長谷川もうまくボールを収められない

スウェーデン

自陣の右サイドからビョルンがディフェンスラインの背後へ浮き球のパスを供給。ブラックステニウスが熊谷と入れ替わり、ペナルティエリア中央から右足でシュートを放つ。しかし、枠の右に外れる

日本

相手の2列目のアスラニにボールが入ると、長野がタフに体を当ててファウルをもらい、相手の流れを切る

日本

相手陣中央の左から宮澤が右へ展開。受けた清水は縦に仕掛け、ペナルティエリア右の深い位置から折り返す。ファーサイドに飛び込んだ杉田には合わず、ボールを拾った宮澤もシュートには持ち込めない

日本

右サイドの相手陣深くで田中美がボールを受けると、相手ディフェンスラインとGKの間を狙った低いクロスを送る。しかし、味方と意図が合わず、そのままボールが流れてしまう

日本

後方から南が運び、自陣から相手の背後へロングボールを送る。しかし、反応していた田中美には合わず、ムショビッチに処理される

スウェーデン

GOOOOOAL!! 相手陣中央の左でFKを獲得。キッカーのアスラニが浮き球を送ると、山下にパンチングでクリアされる。しかし、ゴール前で混戦となって立て続けにシュートを放つと、最後はイレステットが押し込んで先制に成功する

日本

ビルドアップの場面。南が右へ大きくサイドチェンジし、高橋がボールを収める。しかし、ロルフォのプレッシャーを受けて前方へはつなげられない

スウェーデン

後方で落ち着いてボールを握り、相手のプレスを引き出すようにパスを回す

日本

高い位置からプレッシャーを掛けるのではなく、ある程度ブロックを敷き、中盤でのボール奪取を狙った守備の形を採っている

スウェーデン

ルベンソンが相手ディフェンスラインの背後へシンプルな浮き球を送ると、カネリードが反応。ペナルティエリア右から折り返すが、うまくミートできず、ゴールラインを割ってしまう

スウェーデン

味方の縦パスをブラックステニウスが優しく落とすと、反応したアンイエルダールが相手陣中央からミドルシュートを放つ。しかし、山下が落ち着いてセーブする

日本

前線の選手が守備のスイッチを入れると、他の選手も連動してプレスを掛ける。しかし、うまく左右に揺さぶられ、ボールの取りどころを定められない

日本

杉田が左サイドの低い位置まで下りてボールを受け、前方へパスを送るも、味方へはつながらず、相手ボールとなる

スウェーデン

ペナルティエリア手前からロルフォが右前方へボールを送ると、受けたアスラニがペナルティエリア内から右足を振り抜く。しかし、ゴール右へ飛んだシュートは山下が指先で触り、最後は右ポストに当たって難を逃れる

日本

自陣でボールを持った長谷川が左の宮澤へ預けるも、相手にインターセプトされて攻撃へはつながらない

アディショナルタイムは1分の表示

スウェーデン

右サイドでボールを奪ってカウンター攻撃を開始。最後はペナルティアーク内でロルフォが受けるが、相手に囲まれてシュートは放てない

前半総括 半ば過ぎに訪れたファーストシュート以降、流れはスウェーデンに。相手のプレスに屈し、自陣でボールを失う場面が増えた日本はセットプレーから先制点を献上。その後もピンチを招きながら山下杏也加の好セーブもあって失点を1に抑え、試合を折り返した。優勝を果たした11年大会での対戦時は逆転での勝利。再現はなるか。

日本

6杉田OUT→13遠藤IN

スウェーデン

ハーフタイムでの選手交代はなし

日本

自陣で長谷川がボールを回収して後方へ落とすと、南がダイレクトで前線へ浮き球を送る。しかし、相手DFにはね返される

スウェーデン

中盤で起点を作って速攻を展開。最後はペナルティエリア内からカネリードがシュートを放つと、右CKを獲得する

スウェーデン

キッカーのアンデションが左足でクロスを送ると、ゴール前で混戦となる。しかし、この流れから得点には至らない

主審が耳に手を当てるシグナルを見せ、VARのチェックを待つ

主審はオンフィールドレビューを実施。レフェリーレビューエリアで映像の確認を行う

オンフィールドレビューの結果、主審は判定を変更。先ほどのCKの場面で長野にハンドがあったとして、スウェーデンにPKが与えられる

スウェーデン

GOOOOOAL!! キッカーはアンイエルダール。落ち着いて右足でゴール左下へ蹴り込み、2点目を奪う

日本

11田中美OUT→9植木IN

スウェーデン

相手陣でボールを拾ったアンイエルダールがドリブルで運び、左前方へパス。しかし、相手に阻まれる

日本

右サイドでスローインを獲得した流れから、清水がペナルティエリア右へ斜めのスルーパスを送る。しかし、相手に体を入れられてしまい、藤野へはつながらない

日本

宮澤が低い位置で受けて左へ散らすと、受けた遠藤がワンタッチで相手をかわして中央の植木へパス。植木は後方へ落とし、これに長谷川が反応するが、先に相手に触られてしまう

スウェーデン

ビョルンがじわじわと持ち上がり、相手陣の深い位置まで進入するが、南がクリアしてチャンスは作らせない

日本

左サイドから遠藤が切れ込んで右へ横パス。長谷川がピッチ中央から右へ大きく展開するも、アンデションにインターセプトされてしまう

スウェーデン

相手陣中央の右でFKを獲得。キッカーのアスラニがふわりとした浮き球を送ると、ペナルティエリア内でエリクソンがヘディングで合わせる。しかし、これは枠の外

スウェーデン

ロングボールに抜け出したブラックステニウスが右サイドの相手陣深くから折り返しを狙う。しかし、うまくミートできない

スウェーデン

ワンタッチでテンポ良くパスをつなぎ、最後は左サイドの相手陣深くからアンデションがクロスを上げる。しかし、ゴールラインを直接割る

日本

横パスを受けた長谷川がトラップで相手をかわして左前方へ展開。遠藤が左サイドの相手陣深くから折り返すが、相手にクリアされてしまう

日本

左サイドの相手陣深くから遠藤が左足でファーサイドを目掛けて折り返す。反応した藤野が右足でたたき付けたシュートを放つも、枠をとらえられない

日本

ボールを保持する相手に対して植木が高い位置からプレスを掛ける。奪い切ることはできないが、積極性を見せる

日本

自陣の左サイドから宮澤が前方へラフにボールを送ると、植木が反応する。しかし、直接タッチラインを割ってしまう

スウェーデン

相手のパスをカットしたカネリードが運び、ペナルティエリア手前の中央から右へ展開。アスラニが受けるが、南が立ちはだかる

日本

相手陣の右サイドで藤野が縦に仕掛け、右足でグラウンダーのクロスを供給。これが相手に当たってこぼれると、反応した長谷川がペナルティエリア内から右足でシュートを放つ。しかし、枠を大きく外してしまう

日本

長谷川が相手とうまく入れ替わり、右サイドの相手陣中央から斜めのパスを送る。うまく相手の前を取った植木がペナルティエリア手前でイレステットと接触して倒れるも、ノーファウルの判定

日本

センターサークル付近から宮澤が左前方へスルーパス。受けた遠藤が運び、ペナルティエリア手前の左から中央へパスを送るが、相手にカットされてしまう

日本

ペナルティエリア手前から長野が右前方へ斜めのパスを出すと、受けた藤野が左前方へ持ち出して左足でシュートを放つ。しかし、ムショビッチのファインセーブに遭ってネットは揺らせない

スウェーデン

9アスラニOUT→7ヤノギーIN

スウェーデン

18ロルフォOUT→8フルティグIN

日本

右サイドを突破し、長谷川が深い位置からマイナス方向へ折り返す。藤野がペナルティエリア内で受けるが、すぐに相手の対応に遭う

日本

右サイドの相手陣深くでスローインを得た流れから、受けた植木がドリブルを仕掛ける。すると、ペナルティエリア内で相手に倒されてPKを獲得する

日本

ボールをセットするのは植木

日本

キッカーは植木。右足で中央へ蹴り込むが、クロスバーに阻まれて得点とはならない

日本

南が前線へロングボールを送る。植木が起点となって受けようとするが、相手DFにはね返されてしまう

日本

前線から植木が積極的にプレスを行うが、エリクソンと交錯してファウルを取られてしまう

日本

植木にイエローカード

日本

7宮澤OUT→17清家IN

日本

10長野OUT→16林IN

スウェーデン

相手陣の右サイドでボールを受けたカネリードが縦に仕掛けるも、遠藤が粘り強い守備で阻む

スウェーデン

右サイドの相手陣深くからヤノギーが左足でクロスを上げる。飛び込んだフルティグが高い打点でヘディングシュートを放つも、枠の外に外れる

日本

徐々に中盤でボールを回収できるようになっている

スウェーデン

19カネリードOUT→10ヤコブソンIN

スウェーデン

23ルベンソンOUT→20ベニソンIN

日本

ハーフウェーライン付近から高橋が右前方へパス。清水がワンタッチで中央へつなぐが、味方と呼吸が合わない

日本

うまく前を向いた藤野がペナルティエリア手前の中央でエリクソンに倒されてFKを獲得する

日本

キッカーは藤野。右足で直接ゴールを狙ってシュートを放つと、クロスバーとムショビッチに当たってはね返る。しかし、ゴールラインは割っていないという判定

日本

GOOOOOAL!! 左サイドの相手陣深くから遠藤が右へ横パスを送る。ペナルティエリア左で受けた清家がうまく前を向いて中央へ折り返すと、相手DFに当たってボールがこぼれる。これにいち早く反応した林が押し込み、1点を返す

アディショナルタイムは10分の表示

日本

右CKを獲得。キッカーの藤野が右足で低いクロスを上げると、ニアサイドで植木が合わせる。しかし、ムショビッチにセーブされてしまう

日本

自陣からの縦パスを受けた植木がうまく反転し、前方へスルーパス。清家がペナルティエリア左から切れ込んで右足でシュートを放つも、枠の左へ外れてしまう

日本

12高橋OUT→20浜野IN

日本

左サイドの相手陣中央で藤野がアンイエルダールに倒されてFKを獲得する

日本

ボールの前には長谷川と遠藤が立つ

日本

キッカーは遠藤。ファーサイドへ直線的なクロスを送るも、相手にヘディングでクリアされる。こぼれ球に反応した浜野がペナルティエリア手前からダイレクトでボレーシュートを放つも、枠には飛ばせない

スウェーデン

左CKを獲得。キッカーが右足でインスイングのクロスを上げるも、シュートシーンにはつながらない

日本

相手陣に押し込んで猛攻を仕掛ける

日本

右サイドの相手陣中央から清水が高いクロスを供給。しかし、これはムショビッチにパンチングでクリアされてしまう

スウェーデン

右サイドの相手陣深くでボールをキープして時計の針を進める

日本

ディフェンスラインの背後にロングボールが蹴り込まれるが、熊谷が体を張って対応。最後は相手のファウルとなる

日本

遠藤がドリブルを仕掛け、浜野とのパス交換からペナルティエリア手前まで前進。最後は前方へスルーパスを送るが、味方にはつながらない

試合総括 後半の立ち上がりに失点を喫した日本は2点差を追う展開に。苦境の中、次第に相手のゴールに迫る場面が増え、PKの好機を逸してもなおひたむきにゴールを目指し続ける。その姿勢は後半42分にようやく実り、途中出場の選手たちが関わる形で1点を返したが、同点には至らず。なでしこジャパンはベスト8で大会を去ることになった。